ブラコンはネ申

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「おい、お前の兄貴いないぞ?」 風紀委員長にそういわれてあたりをきょろきょろ見回すがおにぃちゃんのいるような気配はない。 ということでおにぃちゃんに電話することにした。 prrrrrr ガチャと通話に出る音がしたらもしもしとしゃべる。 『おにぃちゃん、今俺達事務所の前にいるんだけど、どこにいるの?』 そういうとおにぃちゃんから衝撃的なお知らせ。 『隼人…ごめんね、おにぃちゃん今風邪ひいちゃって…今日のことは正人に任せたんだけど、もうすぐ迎えにくると思うよ』 『え、あ、うん。わかった、風邪はやく治してね?じゃ、ばいばい』 『うん…ごめんね、隼人』 通話をきってから俺はわなわなとふるえた。 そんな俺を不思議そうに風紀委員長は見るが俺はこの言いようのない感情をどうしたらいいかわからない。 まっ…まさかあの正人様がかわりだとは… 「ふ…ふふふっ…」 「お…おいっ?」 不気味にわらう俺に風紀委員長はビビるが俺はそんなのはどうでもいいんだ。 ただ… 「なんで正人様が変わりなんだぁああああ!!!!」 そう、俺の大っ嫌いな正人様が変わりなのが許せなかった。
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