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「へぇ…俺が変わりでそんなにうれしいか。クソガキ」
「はぅっっ!?」
叫んだ瞬間、頭がぎりぎりと掴まれる。
「!?いつのまに…!」
さっきまでいなかった人物が急に現れたことに風紀委員長は驚いたようで、声を漏らした。
「おうおう、今回はけっこうイケメン捕まえたんだなぁクソガキ」
「うぐっ…いたい!いたいっ!」
正人様は俺の頭を相変わらず離そうとしない。
しねっ!しにやがれっ!!
心の中で罵倒する。
したらまるで鬼のような顔で睨まれた。
そして…
「どりゃああああ!!!」
「ぎゃぁああああ!!?」
思いっきり空いたドアのほうに投げられた。
そして目の前に広がる光景。
「きゃー!!隼人くんだー!」
「ちょっ!どうしよう!私今日メイク超はりきっちゃう!!」
「ねぇねぇーこんど一緒に買い物行こうよ、下着屋さん!」
たくさんの鼻血をながしたおねぇさん。
それをみた瞬間俺は顔が青くなるのがわかった。
「風紀委員長たすけてぇええええ!!!!!」
俺はせいいっぱい叫んだが、そのころにはもう衣装部屋へと連れて行かれたのだった。
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