7113人が本棚に入れています
本棚に追加
風紀委員長side
「……」
開いた口がふさがらないというのはこのことだろう。
あの【みぃ】をゴミのごとく事務所に投げ捨てまるで悪魔のような男をみると【みぃ】に同情したくなる。
じぃっと相手…いや、正人という人を見ていると鋭い目と目があった。
「ほぉ…今回はけっこう美形連れてきたんだな」
「今回?」
俺は正人とやらが言った言葉にひっかかり繰り返す。
するとやつはくくっと笑いながら言った。
「あいつはよぉ、超ブラコンだからな、なかなかモデルにふさわしいヤツをつれてこねぇんだよ」
ブラコン――…
たしかに【みぃ】は極度のブラコンだろう。
おもわず「あぁ…」と納得していると俺は【みぃ】に対してこう思った。
そして意外なことに正人さんとやらとハモってしまった。
「「――…あいつは残念美人だな」」
ハモったことにおもわず吹き出してしまいながらも俺は正人さんと色々語りながら事務所へと入った。
最初のコメントを投稿しよう!