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めがさめるともう、メイクは終ったらしく…そしてなぜか、着替えも終っていた。
だれだ、誰が着換えさせた!
むっとしながらも近くにあった全身鏡で自分の姿を見てみる。
「…!?」
誰だこれは!!
俺の格好は、普通から程遠いパンクなものになっていた。
上はUネックのTシャツに下はゴス腰巻きつきのベルトパンツ。
ご丁寧に髪までセットされている。
ちなみに俺はこんな恰好をしたことがない。
「………ぁ―」
鏡の前で呆けていると
「風紀委員長!起きたなら早く!!」
同じくパンクな格好をした【みぃ】がいた。
「お前もか…」
つぶやくと【みぃ】は苦笑しながらも俺の手をとった。
「まぁ、今回はパンクがテーマらしい。腹をくくってさっさと帰ろう」
じゃないとお姉さんに殺される。
そう青ざめた顔で言った【みぃ】をみて俺も腹パンを思い出して青ざめた。
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