ブラコンはネ申

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そんな感じで撮影は終わり、しばらく正人様と談笑していると、もう9時になっていたので帰ることにした。 帰りも風紀委員長のリムジンが来るそうで安心だ。 「んじゃ、俺らはもう帰りますね正人さん」 「おお。もうこんな時間か、また来いよ」 笑顔で風紀委員長に言う正人様。 そして俺には大きな手が頭に降りてきた。 そのままわしゃわしゃと撫でられる。 「お前もまたこいよ」 え、なに、そこで笑顔? ずきゅーん やばい、俺少し心臓がどっきってしたわ。 顔が赤くなりそうなのを必死にこらえていると風紀委員長が俺の手をひいた。 「行くぞ」 「え、ぁ…うん。ばいばい、正人さん…またくる」 俺は少し頭から離れた手をなごりおしく見てそのまま風紀委員長に連れられ車に乗った。
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