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「おーい、腰砕けくーん」
「うるさい死ね、捨てられ部長」
「テメーが死ね、このヘンタイ製造マシーンめ」
「「ぐぬぬぬぬっっ」」
ここは演劇部部室。たくさんの小道具や衣装があってなかなか大きい。
「あ、部長。そんなに姫さんいびってたら変態達が来ますよ」
「部長はなにげに姫さんだいすきだからなー」
「死ね。こいつが演劇部の雑用することになってあわよくば仲良くなって恋人になんて考えて戻ってきたバカどもめ」
「「「いやぁー…ね?」」」
「満面の笑みをみせてんじゃねぇよ!!腐抜けども!」
そう今の通り、俺は沢山の部員をやめさせた責任として演劇部の雑用を無期限にする事になった。
めんどくさいなと思いながらも雑用をやっていたある日、演劇部をやめた部員たちが捨てられ部長にごまをすりながら戻ってきた。
理由を聞くとなんともバカげたことで俺と仲良くなりたいらしかった。
いみわからん。
「姫―!俺、今日ベルギーのチョコレート持ってるんですよー!たべません?」
「ああ?こいつなんかのより俺の持ってきた最高級紅茶がいいですよねー?」
「練習しやがれバカども!!」
阿呆な部員に叫ぶ捨てられ部長。
「ほんっと、俺って変人に好かれるんだよなぁ…」
この時俺はまだ知らなかった。この発言により、ストーカー野郎達がとんでもないことをしでかすのに。
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