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そんなことを思い出していると、裕太が戸口に立つ私に気が付いた、
「あれ、ママ」。
微笑む私に裕太は言う
「お仕事、おしまい?」
「うんん。ちょっと早く終わってきたよ、楽しそうね裕ちゃん」
「ママは元気ないね。お仕事大変だったの」
裕太のゲームの番になったので話しはとぎれた。。
看護婦さんは、私に会釈して話しかけて来た。
「裕太君のゲームを見てたら、面白くて、私の休憩時間に一緒に遊ぼうって、遊んでいました。。
このゲームて三~四年前に大人気だったんですよね。私はまだ看護学校の学生時代で友達の家で二~三度やったおぼえがあります。
でも、裕太君上手で負けてばかりですよ」。
楽しそう笑いかける、まだ若い看護婦さんだった。
私はお礼の様に言った、
「いつも、裕太がお世話になってます。これからも良ければ遊んでやって下さいませ」。
裕太は、また得意げに笑った。
「見て、僕のまた勝ちだ」。
「わっ、裕太君凄いね~」
看護婦さんは、友達の様な仕草で裕太の横でテレビの画面を覗いている。
この何気ない幸せが続いて欲しかった。。
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