54人が本棚に入れています
本棚に追加
/74ページ
母親って人と、親父と、姉の苦悩と
姉は、
中学三年の途中から、親父の住まう街に引き取られた。
親父には、
俺達のお母さんは死んだと聞かされてたし、
親父の言葉を信じていた
姉は、高校には行けないだろうって事だったから、
勉強は出来た記憶が有るが、
親父が一人だけなら引き取れるからと、
経済的な部分で、俺と弟は子供心にそう思っていた。
姉だけでも、親父と一緒なら俺も弟も嬉しかった。
だが・・・、それは、親父が屈辱味わう事との引き換えだった。
親父は、すでに肝硬変であって、
母親と再婚した男が金銭的援助をして、姉を私立の高校に行かせたい、
再婚相手の家庭に引取たい思いからの事だった。
親父も、姉の事を思ってそうして上げたかったんだと思う。
だが・・、姉が私立の高校に受かり、いざ、入学金を納める前日に、
姉の担当だった学園の指導員の男の先生と、
なんと、一晩で飲み食いと遊びで使ってしまったのだった!
余談だが、
学園には、保母先生の上司的な指導員の男の先生が居たけど、
姉の担当の指導員は最低な指導員だと、最近に成って知ったのである。
女子児童にワイセツ的な行為の発覚が後に解って当然解雇と成ったけど、
俺と弟の指導員は、それは、す晴らしい本物の先生だった!
最初のコメントを投稿しよう!