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姉が、母親に引き取られたのは、高校に行かないと決めて直ぐにだった。
俺は、色々に辛い事も、楽しい事もあった学園の生活も後、半年も切っていた。
俺も進路を決める時に来ていたが、指導員先生に、言われた言葉に、
手に職を付ければ、食べて行ける!
事有るごとに、言われ続けた。
現在の施設では高校迄行けるように成ってるが、
当時の施設は義務教育の終りは、イコール社会に出るである。
余程で無い限り進学は無い。
現に、先輩方の進路は、ほぼ99%は職人の仕事に従事てるのが現状であった。
俺には、大工、タイル屋、床屋、寿司屋と選択する筈で有ったが、
どうしても、しっくりとしなかった。
そんな時に、仕事しながら高校に行ける話が来た!
それは、東京に出て、板金加工の工場で、寮に入り学校に行ける話で、
俺は、これだと思い是非にと指導員の先生にお願いした。
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