学園生と一般家庭との差

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学園生と一般家庭との差

晴れて小学生に成った時は今でも覚えてる。 俺の同学年では、男子が七人、女子二人が学園から学校に通った。 学園では、6時起床して、掃除、朝礼、朝飯となる。それから登校するが、 学園からは、徒歩で、一時間弱歩く。 学校から戻ると、寮の掃除、夕飯が5時半位だったと思う。 テレビを見る時間は夜は、週に、2時間しか見れない!あくまでも、週にである! 時間割で選んで見る事になる。後は勉強である 全然してはいなかったが(笑) 当時は、第二次か、三次か知らないがベビーブームの時代で、 小学三年生からは、徒歩で10分の学校が出来る迄は、そこに通う事に成る。 入学式では、我々も綺麗な服を着せて貰い、 ランドセルも一般家庭の子供達とは違ったけど、新しいのだった。 でも、まだ給食制度は無く弁当持参であった。 弁当を学校に持って行く事は、凄く恥ずかしくて、 作ってくれてる学園の調理師さんには、済まないけど、 決して、綺麗でも、美味しくも無かった! 麦飯は当たり前で、冷えると異常にまずかった記憶が有る。 今では、健康食品であるけど・・ 後には、弁当を登校途中に捨てる嵌めに成って行くようになるが・・ それは、二年生に成ってからであった。 弁当を捨て、一階家庭の子供達のをせしめたり、 パンを持ってこさせたりする事に為るけど、 悪いと感じていなかった。 子供だって食う事には残酷なんだと今思う。 学園では、低学年から、同年代との派閥争いで、 喧嘩は日常茶飯事であったけど、 学校では、不思議な連帯感が出る。 とにかく、学園生は、一般家庭の親御さんからは、差別されてたし、 遊んではダメみたいな事を言う親は多かった。 そんな小学生時代も、 高学年に為るとエスカレートして行くハメに為る。
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