第一章

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第Ⅱ話【幼なじみ】 「おじゃましまーす」 千景と宏美は、手土産を持って、雪の家を訪れた。 急遽、勉強会のメンバーに、3人の幼なじみ、灰原青葉【はいばらあおば】を加えた。 「あおば~。また、あんた【赤点】だって?」 「【留年確定】じゃない?」 「まだ、決まったわけじゃないでしょ」 雪の部屋に入るなり、三人の女子は、青葉にプレッシャーをかけた。 「うっせ!!数学が出来なくても困らねえよ」 「あんたの場合、【5教科】全部なんだけど?」 「うっ…」 青葉は返す言葉も無かった。 「良し!皆で、青葉を赤点脱出させよう!!」 「よろしくお願い致します」 彼は、三人に深々と頭を下げた。 【幼稚園】の時からの付き合いがあるので、昔と変わらない光景があった。
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