― 出会い ―

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俺には 必要ないと神様が わざと欠陥させたのか―― それとも俺自体が 拒否をしてるのか――― 俺には知るよしも無いが 今は気分が 最高に悪いのは確かだ。 真夏の屋上はあちぃな。 日陰ねぇし、 今さら朝会なんざ 出たくねぇし…。 憂鬱だ。 「ねぇねぇ? 暑くないの?」 暑いに決まってんだろ? はっ? 幻聴? 「でも風あって案外 涼しいかも!」 んむ? 幻聴じゃねぇよな? 「?」 眩しい中にちいさな 影が揺らめいてるのが 何となく見える。 「誰だよ?」 「さぁねっ? 通りすがりの子…かなぁ」
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