♯1

7/7
前へ
/11ページ
次へ
「おい、お前。」 ふと蒼に声がかけられた。 「何ですか?」 くるっと振り向くと、 そこには整った顔立ちの男が立っていた。 だが、蒼が目にいったのは… 「その、羽織は…」 男の着ていた羽織は歴史の教科書に書いてあって羽織。 そう、 ─新撰組のだ。 「この羽織がどうかしたのか? …まぁ、良い。お前には新撰組屯所に来てもらう。」 「拒否権はありますか?」 「ねェよ。」 蒼はまぁ、仕方ないですね。と納得して気になっていた事を聞いた。 「貴方は誰ですか?」 「まぁ、名乗ってやるか。…新撰組副長土方歳三だ。」 .
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

36人が本棚に入れています
本棚に追加