*1*

5/10
前へ
/28ページ
次へ
聞いてしまったものはしょうがない。私は腹をくくって建物の影からでた。 「・・・桜木さん!!」 桜木君が驚いたようにこっちを見ている。 『ごめんなさいっ。・・・聞くつもりはなかったんだけど・・・。』 「知り合いなの⁉」 先輩が桜木君に聞いた。 「・・・うん。同じクラスの・・・桜木風光さん・・・。」 「ふーん。」 それまで桜木君の方を見ていた先輩が私の方を向いて、歩いてくる。 .
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加