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(怒られるっ・・・) そう思って身体に力をいれた。 しかし私の予想に反して目の前には手が差し出された。 「俺は桜木響(キョウ)。」 『・・・えっ!?』 「・・・えっ!?」 予想外の展開に素っ頓狂な声を出してしまった私に先輩もビックリしているようだ。 『す、すみません。桜木君と同じクラスの桜木風光です。』 慌てて先輩の手を握り返し自己紹介をする。 すると、握り返した手が逆らえない強さで先輩の方へ引き寄せられた。 『えぇっ!!』 .
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