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■10 :名前:1:2011/10/16(日) 01:17:32.51 ID:6FH1lNzy0
悪い、書きためたぶんいっこ飛ばしてしまった。
ある日のこと。
もはや2ch閲覧グッズと化していた鳴るはずのないiPhoneが鳴った。
知らない番号からだった。
「もしもし?林くん?」
「えっ、あっ、はい……??」
間違いなく林は俺なのだが、相手は知らない女の子の声だった。
「わたし、佐藤でーす。覚えてないよねー?^^:」
佐藤…………………知らん。
■12 :名前:1:2011/10/16(日) 01:21:35.80 ID:6FH1lNzy0
そして、二人で会うことになった。デートだ。人生初のデートだ。
俺はこの日のためにわざわざ服を買いに行ったぐらい興奮していた。
ぶっちゃけ佐藤さんはめちゃくちゃ可愛かった。
俺はキモくならないようにドモらないように必死に振舞い、
笑顔の彼女に癒されながら思い出話や近況を楽しく話した。
「すごい、すごいよお、夢を叶えるために勉強頑張ってるなんて><*」
「いや、そんなことないって…俺頭悪いから…。」
俺は相当現状を美化して話していた。
■13 :名前:1:2011/10/16(日) 01:24:44.20 ID:6FH1lNzy0
一通り話して落ち着いたところで、彼女は立て続けに言った。
「今日、会えてよかったぁ。わたし、感動しちゃった」
「それでね、わたしも林くんの夢を支えられたらなって思ったの」
「うんとねでもね、あたしの口からちょっと説明しづらくて」
「ほら、あたしって口下手だから変な誤解与えちゃいそうで怖いんだぁ」
「近くに友達が来てるんだけど、その人すごいベテランの人だから、その人の話聞いてみて!」
「いま近くにいるみたいなんだけど呼んでも平気?」
そして、あれよあれよという間に佐藤さんより少し年上の女性が現れた。
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