【02】放課後

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さらにふざけた感じで戸刈が続けた。 「じゃー親切な先輩の井仲君、ゴローちゃんに教えて差し上げて!」 下駄箱の裏から井仲が現れた。 井仲は低い声で言った。 「じゃあ、ついてこい」 このグループの中で井仲だけはいつも笑わない。 それがとても怖い。 そして、長崎が言う。 「お前、明日も学校来たければ、黙って言うこと聞けよな」
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