日本とアナトリア連邦 ~上陸編~

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アナトリア連邦 首都近郊 休憩を終えた使節団一行はアウトバーンを又走り、そしてアナトリア連邦の首都へ入った。 車窓から見える景色はコンクリート製らしい5階で統一されたアパートのような物からレンガ造りの大きな建物まで様々だ。 車道はアスファルトで舗装された片側2車線で道沿いには石畳の歩道があり一定間隔で緑色の外灯が立っている。 「ほぅ、首都と言われているだけはある」 隼人が感心したように頷き 「そうですね。綺麗な街です」 護衛部隊隊長の坪井も頷く。 暫く道なりに進むと、石造りで大きな建物が乱立している場所に出た。 そこで先頭を走る案内の車が曲がり一つの敷地へと入っていった。 当然ながら使節団の車列も曲がる。 するとそこには検問所がありショットガンを手に持った警察官が出迎えた。 そして 「日本国の使節団一行ですね?」 「どうぞ前方の車に引き続き進んで下さい」 手に持つ物とは裏腹に物腰柔らかな態度で通されたのだった。 検問所のゲートを抜けると目の前には石造りの巨大な建物があった。 左右対称に作られており端から端まで200mくらい、中央にはロータリーがあり直接乗り付けられる様になっていた。 一行はロータリーに入り車を停め、案内人に従い控え室に入った。
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