異星の日本国

日本とアナトリア連邦 ～上陸編～

アナトリア連邦 国会議事堂

控え室に通された一行は会談に向けて最終調整をして過ごした。
会談の時間は3:00
時間が微妙なのはアナトリア側の都合で、なんでもラジオで中継する都合上、多くの人々が聞くことが出来る様にするためらしい。

それだけアナトリアの人々が日本への興味があるということなのでメンバーとしても嬉しいかぎりだった。

2:57

天井の高さが日本の国会議事堂の倍はあろうかという議事堂にて会談は始まった。
床には赤の絨毯が、壁は見事な白い大理石でできていた。
正面に発言台と議長や書記が並ぶ段がある。
そして後方にはゆうに1000議席はありそうな階段状の席が連なりその席は見事に埋まっていた。

「こりゃぁ...すごいな・・・」

「議員の桁が違いますね.....」

あまりの規模に隼人も坪井も驚きが隠せない。
そこら中から浴びせられる視線に小さくなる様に使節団のメンバーは器材をセッティングしていく。
そして、3:00ジャスト。

「これより！会談を開始いたします！」

壇上の議長の声によってスタートした。