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あっ、という間に８時３０分
さすが小説便利だわ
さてそろそろ行くかね
｢よーっこいせっと｣
女子高生らしからぬ掛け声で立ち上がる、15歳佐野音羽
誰だおっさんいったやつ
しばくぞ
豪雨の中、学校へ向かう
まるで入学式にいくなとでも言うかのように
まじかったりいな
今なら帰れんぞ…
｢わぁぁぁどいてどいてどいて｣
振り返った時にはもう遅かった
音羽は思った
なぜ豪雨の中をキックボードで…!!
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