天を翔は我の輝き《煌》見参!!

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姫深乃は階段をかけ上がり燎治の元まで行く。 姫深乃「どういうこと?」 姫深乃は来たばかりで状況が飲み込めないでいた。 燎治「とにかく急ぐぞ・・・ワケは後だ!」 二人は屋上へと向かう、途中、襲いかかってくる悪霊達を蹴散らしながら 燎治と姫深乃はたどり着いた・・・ 悪霊達が唸り声をあげ渦巻く、爆心地へ・・・ 姫深乃「ちょっとあの子」 姫深乃が指をさした先にはやはり、いた。 あの女子高生だ・・・ しかし先ほどとは様子が違い、苦しそうにしていた表情はなくなっていたが代わりに、あの子がしっかり抑えていた首にはあの骸骨の額にあった物と同じ黒い結晶が輝いていた。 燎治「狙いはあれか!」 女子高生は必死に逃げ回り悪霊達の猛攻をよけていた・・・ 燎治、姫深乃「《壁》」 二人は周り込み、すかさず結界を張る。 燎治「スマン・・・遅くなった・・・しかし、よく頑張ったなっ」 女子高生「あの私・・・」 女子高生は突然口を開き、燎治はそれに驚いたが猛攻で女子高生の方を向くことが出来ない。 燎治「オマエ、喋れないんじゃなかったのか?」 女子高生「はい、何故だかわかりませんが今、話せるようになりました。」 燎治は、女子高生に顔だけを向ける。 燎治「なんだよ・・・可愛い顔してんじゃねぇーかどうせなら生きてる間に会いたかったぜ」 姫深乃「ちょっとお兄ちゃん!!集中してよ!!」 よそ見をする燎治に姫深乃は活をいれる。 三人はあの気配に気付く・・・ 燎治「来やがったなっ・・・」 目の前にいきなりあの骸骨が持っていた巨大カミソリが出現し・・・その切り口は空間を裂いた、その裂け目からあの骸骨が姿を現した。 燎治「あの奥がオマエの巣ってワケかよ・・・確かにその中に引きこもってたんなら気配が感じられなかったのも頷ける」 「グォォォ――――!!」
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