第1話

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この2人、仲いいなぁ~。 ……ってか、そうじゃないと結婚しないか。 それにしても…… わたしはお母さんの顔を見つめる。 こんなに無邪気に笑ってるお母さんの顔、初めて見たかも。 「こんなとこで立ち話もなんだし、中に入ろうか」 「そうね。行こ、紅亜」 「うん……」 わたしは2人の後についていった。 わたしたちは店員に案内され、席に着く。 「紅亜ちゃん、お腹空いてると思うけど、もう少し待ってもらっても、大丈夫?」 「別にいいよ……」 わたしは無愛想な態度を変えず、返事をする。
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