第1話

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「ごめんね。たぶん、そろそろ来ると思うんだけど……」 来るって、誰が!? 「和龍は、何してるの?」 わりゅう!? はぁ!?誰それ?! 「部活。でも5時半で終わるって言ってたから、そろそろ来ると思うんだけど……」 「部活ねぇ。頑張ってるのね」 「ちょ、ちょっと待って……」 わたしは2人の会話を遮る。 2人は不思議そうに、わたしの顔を見つめる。 「“わりゅう”って誰?」 2人はキョトンとした顔をする。
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