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だいたい休み時間は読書をする。
本を読むのは嫌いじゃない。
むしろ好きだ。
誰かと、一緒に行動するほうが、苦手で嫌いだ。
「紅亜ちゃ~ん!」
わたしは声のするほうに、目だけを向ける。
「ドッチボールしない?」
「しない」
わたしはあっさりと断り、また本に視線を戻す。
クラスの女子たちは、少し戸惑った様子を見せながらも、すぐにキャハキャハと騒ぎながら、教室を出ていった。
いつの日だったか
『紅亜ちゃんってノリ悪いよね』
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