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廊下を歩いているうちにいろんな部屋が現れた。
職員室のような部屋、美術室のような部屋、校長室のような部屋、たくさんある教室、やっぱりここの中は学校のようだった。
体育館を出て3分くらい歩いていると机も椅子も何も無い教室よりひとまわり大きい部屋に着いた。
「ここに入れ。」
スタッフはそういうと来た道を戻っていった。
「ここで休憩ってことか。」
翔はそういうと部屋に入り窓際に胡座をかいた。
他の人たちも部屋に入り翔と同じように胡座をかいたり床に寝そべったりした。
俺も部屋に入り翔の近くに座り足を伸ばした。
「なあ、翔。」
「なんだ?」
「俺たち、このあとどうなるのかな?」
「わからないけど多分予選の時みたいに下手すりゃ死ぬことをさせられると思う。」
「そっか。…………それにしても残った人たちってみんな若いな。」
「そうだな。みる限りほとんどの人が20代だと思う。」
辺りを見渡すとほとんどの人が1人で座り、グループを作っているのはわずかだった。
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