菓子争奪録

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「いやぁ~お陰でうまくいったよ。ありがとな、孝。」 「それより金。」 「お前…折角人が…まぁいいや。」 結城は財布から5000円札を孝に渡した。 「サンキュー!」 孝はニヤつきながら受け取った。そしてその一部をアルカリに渡した。 「それではアルカリはこれにて」 「おう。またな!」 「結局あいつが今回の鍵だったわけか~」 結城は後々にこの作戦の概要を説明されたのだった。 「まぁそうなんだがな。」 「なんで俺には教えてくれなかったんだ?」 「そりゃお前、この作戦知ってたら写真破られたときにあんな顔出来たか?」 「いや…多分無理だ。」 「だろ?敵を欺くにはまず味方からっていうだろ?」 孝…こいつはホントに小学生なのかと作者も思う。 「はぁ…まぁありがとな…恩に切るよ。んじゃまたな!」 そういって結城は孝に手を振って別れようとしたが… 「今回は稼いだ稼いだ…」 孝は聞いてない。 「……」 こうして少年達の戦いの幕は閉じた。
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