樹海にて

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年末も押し迫った12月24日のクリスマスイブに1人の男が富士の青木ヶ原樹海に来ていた。 『ついにここまで来てしまったか』 『もう後には引けないな』と呟きながら 樹海の奥深くへと入って行く男が一人。 『ここで良いかな』 と呟くと辺りを見渡すと近くの木にロープを掛けた。 『さあ行くかあの世へ』と呟きながら木に掛けられたロープに首をかけて踏み台にしていた石を蹴飛ばした。 その時だった目の前に何故が見慣れた格好の人物が現れた。 しかし、どこか変だ。 『サンタ?』 (いや違うサンタなら 衣装が赤白衣装のはずだ)
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