ディツェント編・2

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奏「俺はこのままどうなるんだ?」 ゴンゾウ「試練を乗り越え復活を遂げない以上はこの世界にずっと留まる事になる。」 奏「試練ってまさか、あのライダー達に関係してるのか?」 ゴンゾウ「おそらくそうじゃろうな。」 奏「あのライダー共を何とかすりゃ俺は復活出来るのか…」 ゴンゾウ「お前さんはこんな世界にいるような人間ではない。この試練を乗り越える術を考えた方がよい。」 奏「黄泉の世界から出て復活する…」 すると、 奏「俺、別にいいわ。」 ゴンゾウ「なぜじゃ!?」 奏「別に、自分が世界から消えたのは俺の覚悟でなった事だ…今さら後悔はしてねぇし、仲間達の所に帰りてぇとも思わねぇ…」 ゴンゾウ「お前さん…」 奏「逆にもう俺がいなきゃ、あいつらは俺のせいで旅をしなくていいし、戦いに巻き込まれる必要もねぇ…これでよかったんだ…」 ゴンゾウ「そうか…お前さんが決めたのなら仕方ない。これも人生じゃ。」 奏「爺さんだってずっとこの世界にいるんだろ?」 ゴンゾウ「そうじゃな…見ての通り、ワシはもうこんなに老いてしまった…この年になると夢も何もない、ただ残りの人生を普通に暮らして行ければそれでいいんじゃ。」
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