ディツェント編・1

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[鈴音楽器店] 栄一「はい、コーヒー。」 葵「ありがとう。」 旅を終え、葵と祖父の栄一は平和に暮らしていた。 栄一「やっぱり少し寂しいね…」 葵「う…うん…」 そこに、貴大がやって来た。 貴大「お邪魔します。」 葵「遊美君…」 栄一「コーヒー飲むかい?」 貴大「お願いします。」 栄一は貴大にコーヒーを出した。 貴大「………」 すると、 葵「あの話は本当なの?奏はどこかで生きてるって…」 貴大「本当です。奏さんは全ての世界から消滅したわけではないんです。」 葵「じゃあどこにいるの?」 貴大「黄泉の世界です。」 葵「黄泉の世界?」 貴大「その世界は、死んだ者、奏さんのように世界から消滅した者が集まる世界です…その世界でなら奏さんは存在する事が出来る。」 葵「でもそれって、逆に言えばその世界でしか存在出来ないって事でしょ?」 貴大「そうですね…ですがある条件をクリアする事で復活する事が出来る…」
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