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[鈴音楽器店]
栄一「はい、コーヒー。」
葵「ありがとう。」
旅を終え、葵と祖父の栄一は平和に暮らしていた。
栄一「やっぱり少し寂しいね…」
葵「う…うん…」
そこに、貴大がやって来た。
貴大「お邪魔します。」
葵「遊美君…」
栄一「コーヒー飲むかい?」
貴大「お願いします。」
栄一は貴大にコーヒーを出した。
貴大「………」
すると、
葵「あの話は本当なの?奏はどこかで生きてるって…」
貴大「本当です。奏さんは全ての世界から消滅したわけではないんです。」
葵「じゃあどこにいるの?」
貴大「黄泉の世界です。」
葵「黄泉の世界?」
貴大「その世界は、死んだ者、奏さんのように世界から消滅した者が集まる世界です…その世界でなら奏さんは存在する事が出来る。」
葵「でもそれって、逆に言えばその世界でしか存在出来ないって事でしょ?」
貴大「そうですね…ですがある条件をクリアする事で復活する事が出来る…」
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