初めての最上階

5/8
前へ
/31ページ
次へ
彼が見つめた先にいるのは、 いかにもお金持ちの 叔父様風の人。 和希「あの人は 某企業の社長さんでね。 この店によく来られるんだ! いわば、お得意様ってやつだよ。 覚えておくと良いよ! 他にもあの人は‥‥‥‥」 次々と出てくる名前は 一度は聞いたこてがある 有名な企業やタレント事務所の社長であった。 恭「あの‥‥‥ 遠藤さん。」 和希「和希でいいよ! どうしたの?」 恭「‥‥‥。和希‥さん。 その人たちは 全員覚えなきゃだめですか?」 恭は人の名前と顔を覚えるのが 苦手だった。 和希「うん!覚えなきゃだめ! お客様の名前や顔を 覚えるのは基本だし、忘れても失礼でしょ?」 爽やかな笑顔で答える和希。 その時、 ドンッと誰かにぶつかられた。 恭「‥‥っ痛!」
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加