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クリスマスの夜にゃ
「ジングルベール、ジングルベール鈴がなる~♪ミィ!」
ミィは、学校から帰ってくるなり、すぐリビングにあるクリスマスツリーに飾り付けを始める。
「もう…ちゃんと手を洗ったにゃ~か?」
キッチンから、仕方なさそうな顔で出てきたのは、姉のニャー子。
そう、この二人は実は元猫。
二人は、冥王星人により、キャトられ、冥王星の生体化学技術により人となった猫。
通称猫人なのである。
「ハハハッ、ミィはクリスマス初めてだもんなっ」
そして、この男名前を和山 学といい、これでも成人男性年齢にして23歳である。
「にゃ~!学っ、お帰りにゃ!仕事は見つかったかにゃ?」
ニャー子は、学に飛びつくと頬をスリスリしだす。
「ちょっ…、ニャー子…やめろって…」
口では嫌がっていても、昔の様に突き放す事はしなくなった。
もはや慣れっこと言うのもあるのだろうが… 出会った頃と心境が全く違うのだ。
「全く学にいちゃん達はいつも仲が良いミィね~、少し妬けちゃうミィッ!」
ミィが、うししと笑いながら二人をからかうと、二人は真っ赤な顔をして離れる。
「こらっ、ミィ!。からかうんじゃないにゃ!」
ニャー子は、右手を掲げ怒ったポーズをとるも顔は、にやけていた。
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