第二章

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少し歩くと見覚えのあるグラウンド。 そこにはサッカーをしている雷門の部員たちがいた。 「円堂・・・」 彼は円堂君の事が好きなようだ。(あくまで友達として) 円堂君を見た彼の顔は嬉しそうででもクールな所を残した、そういう顔だった。 「・・・円堂、気付けよ。」 「んあ?・・・豪炎寺っ!」 やっぱり気付いてなかったんだ・・・。 「えーと、大丈夫なのか?その子。」 「はいっ!色々、ご迷惑御掛けしました。」 「迷惑なんかないぜ?」 太陽の様な微笑み。 「・・・にてるなぁ。」 「?誰に?」 円堂君は頭にはてながたくさんでているのかも。話した方が・・・いいよね。 「私・・・一週間前、事故で友達・・・亡くしたんです。私がちゃんと前を向いていたら、死ななかったのに。その日も笑っていました。・・・円堂君の様に。私は一人になって、生きるのが辛くて、怖くて、だから、自殺、してしまおうかな・・・って考えたやさきでした。大型トラックが突っ込んできて・・・目を冷ましたらここにいたんです。」 「要するに、貴方はここの人でなく、別の世界から来たんだな。」 鬼道君・・・ 「うーん・・・よくわかんねぇけど、大変なんだな。」 そうかもしれない、けど、私は・・・ 「ここにいたい。」
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