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また中学へ来たけど・・・。
「い、いないっ・・・。」
内心、不安になった。
「あいつらなら鉄塔いったぜ?」
・・・今あまり聞きたくなかったな。
「有り難う。」
「・・・俺、何かした?」
彼が少し怒りながら言う。
「・・・ごめん、友達に似てたからつい・・・。」
彼はビックリして私を真っ直ぐ見た。
「不動君・・・。」
それから優しく抱き締めてくれた。
「・・・お前が一番辛いんだよな、俺も、家族亡くしたから分かる。」
不動君は、辛くないの?
聞きたくても聞けなかった。今の彼の顔はあの人と同じだったから・・・。
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