第五章

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吹雪君の家・・・というか部屋は、綺麗に片付いていた。 「凄い綺麗・・・!」 「そう・・・?照れるなっ・・・!」 「この家には、誰が住んでるの?」 「えっと、僕と飛鷹君、後照美君に・・・不動君かな?」 「えっ・・・!」 「・・・何処で寝る?」 吹雪君が、私に詰め寄ってきた。 「えっと・・・。」 「僕・・・君の事・・・。」 こっ怖い・・・!! 「ひっ・・・!!!」 不動君っ!!! 「おい、怖がってンだけど。」 「!!・・・何のようだい?」 「まずさぁ、手離せ。」 不動君が、吹雪君を睨む。 「・・・君、この子の何?」 険悪なムードが漂う。 「手離せっつってンだろっ!?」 「うるさいなぁ・・・!!」 ああ、火花が散ってます。 「やめたらどうです?」 ん?この人は・・・? 「飛鷹君・・・。」 「なおさんも困ってますし・・・。」 「そう・・・だな。ごめん、血が上ってたわ・・・。」 あれ・・・私、泣いてる? 「大丈夫ですか?少し休みますか?」 「ありがとっ・・・少し休みたいな・・・。」 「照美さんの所で休みましょう、あそこならゆっくりできるでしょう。」
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