第五章

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「いらっしゃい、ゆっくり休んでね?」 とっても綺麗な人、髪も顔も肌も。 「どうしたの?」 「綺麗・・・!!」 「フフッ・・・有り難う。」 「照美・・・さん?」 「そう。よろしくね。」 「はいっ・・・!あのぅ・・・どうしたらそんなに綺麗になれるんですか?」 「うーん、気付いたらそうなってたけど・・・なんで?あっもしかして・・・!」 「ちっ違いますよぉ!?」 「誰なの?」 「うぅっ・・・照美さんも教えて下さいよぉ?」 「いいよ。僕は・・・ここの皆だよ。」 「えっ・・・?」 「本当は皆すっごく仲良いんだよ。明王も、吹雪君も飛鷹君も皆ね。」 「そうなんだ・・・!」 「君は?」 「・・・私は。」 アレっ・・・?思い浮かぶのは 「不・・・動君?」 「疑問形?」 笑う姿も美しい・・・。 「明王かぁ・・・。うん、お似合いかもね。」 「そう・・・ですかね?」 「運命だったのかも。」 「えっ?」 「明王は君を守る運命-さだめ-、君も明王を守る運命-さだめ-なのかも。」 運命-さだめ-かぁ。 「だったらいいな・・・!」
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