第六章

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「コレはここだよね?」 照美さんが言う。 「あっ、ハイッ!!」 「コレ、ここッスか・・・?」 飛鷹君も手伝ってくれてる。 「ハイッ!そこですよ。」 ・・・あれ、不動君が居ないなぁ・・・。 「あぁ、明王は買い物に行ったよぉ!」 照美さんが手を止めて言った。 「何のですか?」 「ジュースとか菓子物とか色々・・・。」 飛鷹君は手を止めずに言う。 「そっか・・・。」 そういえば吹雪君も居ないな・・・。 「吹雪さんも行きましたけど?」 何故飛鷹君は私の思ってることが分かるんだろう? 「・・・顔にかいてますよ。」 「えっ嘘っ!?やだぁ・・・!」 「あはは・・・。」 私達は笑ってた。 「「ただいま。」」 ・・・何か嫌な予感が・・・。 「照美ぃ聞いてくれよぉ、吹雪(コイツ)がさぁ・・・。」 「吹雪君が・・・?」 「っ痛ぇ!?」 吹雪君が不動君の足を踏んだ。 「(ニコッ)」 「・・・顔怖いですよ。」 だが、飛鷹君は怯まない。 ・・・この人何者?
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