第二章
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私と豪炎寺君は外へでた。 「私は、何処からここに来たんだろう。」 小さく聞こえない様に言ったつもりだったのに、 「・・・気付いたら道路に倒れていた。」 そう言った彼はとても悲しそうな瞳をしていた。 「・・・悲しまないで?」 彼はあの人と同じ黒く清んだ瞳をしていた。 「貴方は私をずっと見ていてくれた。それだけでも嬉しいから、私は。」 「・・・ありがとっ・・・」 少し照れたように言った彼は輝いて見えた。
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