10人が本棚に入れています
本棚に追加
「馬鹿げてる。ここから出してくれ。」
「そうしたいけど、ディーンが…」
「それならもう行ってくれ」
「サム…苦しい?」
「ナミには分からないっ。お願いだほっといてくれ。」
「ごめん。でも、私も分かるよ。苦しいよね。辛いよね。私も、何度か経験したから分かるよ。」
「ナミ…」
「でも、今回のはサムが悪いよ。ディーンの気持ち考えた?地獄から戻ってきて見たら自分の弟が悪魔とつるんでるんだよ。サムならどう思う?」
「僕は、悪魔をリリスを倒すために…」
「じゃあ何で、ディーンと一緒にしないの?何でルビーなの?」
「ディーンは地獄から戻ってから腑抜けになった。もう昔みたいな強さはない。」
「そうだよ。ディーンは臆病になったかもしれない。けど仕方ないよ。地獄での記憶があるんだもん。何でそれを助けてあげようとしないの?兄弟何でしょ」
「ナミは何も知らないだろっ。僕たちの事。」
「私は…」
「もう出てってくれ」
ナミは無言で扉の方に行き、出ていった。
「ナミ何を話した?」
ディーンが駆け寄ってきた。
しかしナミは無言のまま通りすぎ家の外に出ていった。
最初のコメントを投稿しよう!