すれ違う絆

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「知らない」 「嘘つくんだ。分かるよ。悪魔が出来るわけないし、人間でもない。天使は痕跡を消さないからすぐ分かるよ。何で?サムを逃がしたの?」 「上からの命令だからだ。」 「キャス変わったね。」 「昔の私がどうかしていたんだ。」 「そう、もういい」 キャスは追いかけてこなかった。 ナミは家に戻り、ボビーに話をした。 「ディーンは?」 「サムを連れ戻しにいった。」 「場所分かったの?」 「兄弟はすごいよ。ディーンの奴すぐに居場所を見つけたよ」 「ボビー、場所教えて」 「お前が行ってどうする?ディーンに任せておけ」 「早く、悪い予感がするの」 「分かった、ここに行け」「ありがとう」 ナミは紙切れを取り出し、電話をした。 「もしもし、ジェイク?お願いがあるんだけど、車出してくれる?」 “なんかあったのか?” 「ディーンの後追わなきゃならないの」 “分かった。いいよ。さっき送った場所に迎えに行くよ。” 「ありがとう、待ってる」“あぁ、じゃあまたあとで” 「うん」 ピッ 「ボビー必ずサムを連れ戻すから」 「あぁ頼んだ」 「うん」 20分ぐらいするとジェイクが来た。 「ナミ来たぞ。早く乗れ」「ありがとう。ここに向かって」
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