すれ違う絆

11/12
前へ
/110ページ
次へ
「リリスこそが最後の封印なんだ。」 「じゃあやっぱりルビーがサムを騙していたんだ」 「最終戦争は必ず起こる」「そんなこと私がさせない」 「君が行く必要はない。これは運命なのだから」 「ビル、お前っ」 ナミはビルを殴った。 「いった」 「ふざけんなっ、運命なんて口に出すなっ」 「君はまた運命から逃げるのか」 ナミは殴ろうとした、しかしジェイクがそれを止めた。 「いい加減にしろっ。ナミむかついたからってすぐ殴んなっ」 「だって、ビルが」 「そうだビルお前が悪い。お前一体何をしたいんだ」「僕は本当の事しか言わないよ」 「もしそれが本当でもお前…」 「そろそろ僕は行くよ」 ビルは歩いて帰っていった。 「ビルッ」 ナミは叫んだ。 「ウィンチェスター兄弟早く行かないと間に合わないよ」 「ナミお前はディーン達の所に行け。」 「でもビルが…」 「大丈夫だ。ビルは俺に任せろっ」 「でもっ…」 「信じろっ、必ず正気に戻して連れて帰るよ」 「分かった。お願い。でも私場所が…」 「お前なら分かるはずだ。始まりの地、終わりの場所にふさわしい場所。目をつぶって考えてみろ。車置いてくから。」 ジェイクも走っていってしまった。 「始まりの地…終わりの場所」 ナミは目をつぶって考えた。 始まり?終わり? アザゼルが初めて私を連れていった教会? リリスと初めて会った場所…
/110ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加