スイートポテト

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「えいっ、えいっ!」 ただでさえ慣れない上に、篩の中の粉はなかなか減ってくれず、いらいらした私は思いっきり腕を上げ下げする。 「うわわっ?」 振り上げられた篩からはぶわっと小麦粉が舞い上がる。 「な、なんだ?白いものが降ってきたぞ?」 ちょうど飲み物を取りに来た父が頭から被ってしまい、その姿はまるで石像。
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