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「どうしたの?陸…」
「滑り台やっていたら、後ろから押された…」
それだけ言うとワンワン泣きはじめた
「怪我は?怪我はしてない?大丈夫なの?」
「少しだけ、足から血が…」
陸は自分の血を見てまた泣きはじめた
大袈裟だなあ…とは思うものの泣いてる様子がかわいらしくて
「痛いの痛いの飛んでいけ~してあげるからおいで」
「うん…」
陸が近づいてきたから、膝に乗せて後ろからギュッと抱きしめてあげた
いつもこうすると少し落ち着いて…
しばらくすると泣き止む
しばらくしたら、仁が陸を連れてまた遊具に戻って二人で遊んでいた
陸を産んで、大切で
いつの間にか陸中心の毎日で…子供が産まれて私の生活は180度変わってしまったのに
旦那の生活はなんら変わらなくて
二人の子供なのに
いつも不公平だと感じていた
でも…もしかして働けたらまた社会と接点が持てる
なんか嬉しくなった
きっと大変だけど全部両立してみせる
。
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