~Ⅰ~

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秋「どこに入ってたの?」 奏「いや…それは…」 どうしよう…なんて答えよう…とりあえず、私の正体だけは隠さないと。 零「秋、止めとけ。奏だって話したくないことはある。」 助かった…零兄、ありがとう!マジで助かった!心の中で、全力で感謝する。 秋「まぁ…いいや。話せるようになったら話してね!」 奏「すぐには無理ですけど…話せる時がきたら…。」 秋「うん!待ってるね!」 零「奏。職員室着いたぞ。」 奏「あっ、うん。」 零「後で、メールでクラス教えろ。」 奏「わかった。」 零「迎えに行くまで教室からでるな。」 奏「うん。」 秋「すごい過保護だね、零。」 零「うっせぇ…じゃあな奏。」 そう言って、来た道を引き返していった。 奏「秋さんもありがとうございました。」 秋さんには敬語の方が良いのかな? 秋「僕、敬語とか嫌だからタメで良いよ!」 奏「は…じゃなくて、うん!」 秋「…///」 秋さん、顔真っ赤だなどうしたんだろ? 秋「じゃ…じゃあね、奏ちゃん!」 奏「うん、バイバイ!」 そう言って、零兄の引き返していった道を走っていった。 よしっ!気合い入れてがんばろう!職員室のドアを開けた。
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