~Ⅰ~

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教室内が、騒がしくなる。 男A「おい!お前、エロ本隠せ!!」 男B「ゴミ拾え!!」 …うるさい。このクラス本当に大丈夫?つか、美人じゃないし。エロ本とか…気にしないから。ゴミは気にするけど…。 修「おーい。入って来い。」 (ガラッ) うぅ…皆さん目線が痛いよ。すごい睨まれてるよ。 男E「うわぁ…なんつーか、地味?」 男D「けど、顔は可愛くない?」 修「そこ、黙れ。音波、自己紹介してくれ。」 奏「今日から、この学校に転校してきました。音波 奏です。」 ここは、好印象を持たなきゃ。…にしても、みんな何で顔真っ赤なんだろ?もしかして…風邪引いてる? 男A「めっちゃ、可愛い!!」 修「とりあえず、席は…」 クラスの目が光った。 修「沢野の隣な。沢野、手ぇ上げろ。」 男A「修ちゃん、何で俺の隣じゃないの?」 修「お前の隣は危険だからだ。お前なら襲いかねん。」 クラス内で笑いが起きる。 修「んじゃ、音波。席着け。」 私の席は…夢の席。窓側の一番端っこだった。 奏「隣、よろしく。」 沢「…ん。」 返事短いな。「…ん。」だけって…。 奏「名前は?」 沢「…あんたに関係ない。」 奏「アハハ…そう…だね。」 沢「…沢野 陸(サワノ リク)」
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