~Ⅰ~

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奏「零兄と陸って知り合いなの?」 零「まぁ…な。」 陸「…音波と零羅さん…どういう関係?」 奏「どういう関係って言われても…ただの兄弟だし。」 教室「「「はぁ!!?」」」 えっ?そんなに驚くことなの?そりゃあ確かに零兄みたいに美形で生まれた訳じゃないけどさ。にしても、ヒドいよ。 ってか…さっき、零兄のお友達さんが言ってたよね? 零「うるせぇ。」 黒っ!!黒いよ零兄!!みんな、変な汗かいてるから!! 零「奏、陸、秋、恵。行くぞ。」 恵?誰ですか? 奏「う…うん。」 陸「…コクッ」 秋「はーい!」 ?「奏ちゃん、俺の名前言ってなかったよな?」 奏「はい。」 ?「零羅がさっきから言ってる“恵”って、俺のことな。よろしく。」 奏「よろしくお願いします。」 『恵って書いて、ケイって読むんだ。女みたいだよな(笑)』と言って、ハハハと笑った。 零「おい、恵。」 恵「はいはい。鍵開けろ…だろ?」 零「分かってんだったらさっさと開けろ。」 恵「たく…可愛くねぇな。」 そう言って、取り出したのはキーケース。…何で、鍵持ってるだろう? 奏「何で、鍵持ってるの?」 零「生徒会の特権。」 奏「零兄、生徒会なの?」
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