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何で、私が学校なんて…。
嫌だ。行きたくない。行ったら変な目で見られる。生まれつきの金髪。青い目。何回も…何回も『気持ち悪い』って言われてきた…。もう、あんな思いはしたくない。
奏「…やっぱり、行きたくない。怖いんだ…。」
父「過去ばかり見ててもダメなんだぞ。」
奏「わかってる!!わかってるけど…」
零「大丈夫だ。俺がいる。」
…それでも、やっぱり怖い。
たとえ、零兄がいたとしても。
輝「奏?」
奏「えっ…何?」
輝「大丈夫だって!零兄が絶対守ってくれる。」
奏「うん…。」
輝「…やべぇ。奏、可愛すぎだって!!」
(ギュッ)
輝羅が私を抱きしめた。『学校に行け』と言われて混乱していた気持ちが落ち着いていくような気がした。
輝「奏が、おとなしいなんて珍しいな。」
奏「…悪いかよ。」
私だって、甘えたい時だってある。
零「奏、おいで。」
零兄が私に優しく声をかける。私は、おとなしく零兄ところに行った。
(ギュッ)
零「奏は、俺が守るからな。」
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