~Ⅰ~

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何で、私が学校なんて…。 嫌だ。行きたくない。行ったら変な目で見られる。生まれつきの金髪。青い目。何回も…何回も『気持ち悪い』って言われてきた…。もう、あんな思いはしたくない。 奏「…やっぱり、行きたくない。怖いんだ…。」 父「過去ばかり見ててもダメなんだぞ。」 奏「わかってる!!わかってるけど…」 零「大丈夫だ。俺がいる。」 …それでも、やっぱり怖い。 たとえ、零兄がいたとしても。 輝「奏?」 奏「えっ…何?」 輝「大丈夫だって!零兄が絶対守ってくれる。」 奏「うん…。」 輝「…やべぇ。奏、可愛すぎだって!!」 (ギュッ) 輝羅が私を抱きしめた。『学校に行け』と言われて混乱していた気持ちが落ち着いていくような気がした。 輝「奏が、おとなしいなんて珍しいな。」 奏「…悪いかよ。」 私だって、甘えたい時だってある。 零「奏、おいで。」 零兄が私に優しく声をかける。私は、おとなしく零兄ところに行った。 (ギュッ) 零「奏は、俺が守るからな。」
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