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再び扉がガチャリと開く音がし
入り口から銀色の髪の若者が姿を現した、
アイゼンはその若者を見ると
いきなり膝をつき頭を下げる。
「アイゼン、頭を上げてくれ…ここは病室だぞ?下げる場所は会見の間だけでいい。」
若者は苦笑いをしアイゼンの肩をポンと叩く、
アイゼン「しかしフェイ様!それでは…」
フェイ「アイゼン、気を使いすぎだよ、
もっと楽にしてくれ。」
アイゼンは軽く首を縦に振り
立ち上がった、
ルルはその若者を見た瞬間に
確信した
この人がユメルを指揮している者だと…
しかしルルには疑問に思う事があった、ユミルの指揮官フェイとは
始めて会ったはずなのに、
始めて会った気がしなかったのだから、ルルの頭にユミルの指揮官の顔が浮かんだ。
ルル「セシル…様??」
フェイはルルの顔を覗きこみじっと顔を見つめる
フェイ「君はユミルの人だったね、セシルを知っていて当然か…そして君は僕とセシルが、似ている…そう思ったね?」
フェイは優しく微笑みルルに話しかけた、
ルルはフェイの不思議な瞳の力に
吸い込まれそうになりがらも
首をコクリと縦に振る。
フェイ「まぁ…そうだな、セシルは僕の弟だからね、不思議だろ?兄弟同士で戦争をし、土地を奪い合ってるなんて。」
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