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「はぁ…どうしよ…」
梨花の悪い癖だ
カッとなったら歯止めがきかない
今回も期限を勝手に一週間にするし
僕にはどうでもいいことだが
「こうなったら聡！あんたには部員を募集してもらうわ！わたしは先生全員片っ端からあたってみるから！」
反論するまえに姿を消してしまう梨花
こんな性格に今までも振り回されてきたんだなあ
ま、今回に始まったわけじゃないし
探してみるか
「いいの？三田くん」
美沙子さんが目の前にあらわれる
「僕も部活やってないし、暇ですので」
すると美沙子さんは不機嫌そうな顔になった
「それより三田くん、いつまで私に敬語なの？」
「いや、だってそりゃあ先輩だし…」
さらに美沙子さんはムスッとした
「たかが五十年じゃない」
結構な先輩ですけど…
そんなことは口にできず
僕は部員集めに専念することとなった
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