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それは幽霊というにはふさわしくない
とても生き生きとした女子中学生のようだった
「そっか!そうなんだね?わたしがみえるんだ!」
彼女は嬉しそうにキャーキャーと喜んでいた
僕は理解できぬままただ立ち尽くしていた
「ねぇねぇ、こんなとこより外行こうよ!」
すると僕は彼女に腕を引かれ、旧校舎の屋上にたどり着いた
「わたし宮村美沙子(みやむらみさこ)。あなたは?」
日の光で彼女の姿がはっきり見えた
黒くて長い髪
白く透き通るような肌
細くスタイルが良い
モデルのように可愛い彼女を
僕は見とれながら言った
「三田聡(みたさとし)」
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