第一章

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「いつものあの席とってるよ」 「えっ!?」 いつものあの席とは…私達が出会った時の席 日当たりが良くて禁煙席…しかも椅子じゃなくてソファー?なの 前忙しくて全然来てなかったのに…ずっと取ってくれたのかな…?? 「当たり前じゃない!!ずっと麻実ちゃんと嗄奈ちゃん待ってたんだから」 「なんで私が思ってること分かったの~!?」 「あのタイミングで『えっ』っていわれたら…多分そのこと考えてるかなぁって思ってね…」 「紅崎さん有難う!」 「さ、いつまでも立ってないで席いきなさいな」 「は~い☆」 私はいつものあの席を見ると…本当に誰もいなかった 紅崎さん… 「何しよっかなぁ~」 「麻実の頭はカフェのことばかりなんかよぉ」 「いいから早く決めて~私もう決まったから」 「じゃあ…ミルクティとミルクレープで」 「あいよ」
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